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絵本だけじゃない! キングコング 西野の小説「グッドコマーシャル」が面白い【感想】

 

「世界一の嘘を知っているか?」

 

冒頭の1行で一気に興味をそそられるこの小説。

 

 

借金に苦しみ、人質立てこもり事件を企てた

ゴーストライター芥川健一

 

映画監督を夢見ながら制作会社の見習いとして働くが、

7年間もいじめにあい未来も見えず

自殺しようとしている黒川佐和子

 

好きな女の子に良いところを見せるために

人質立てこもり事件の交渉人として

現場で奮闘する久保保

 

それぞれの事情を抱えながら、

人質立てこもり事件に関わった3人が主人公の小説です。

 

キングコング西野さんは、

最近、絵本えんとつ町のプペルを出版するなど

お笑い以外にも絵本作家として有名です。

さらには、数々の問題発言でSNSを炎上させる

炎上芸人として名をはせています。

 

世間からは嫌われているかもしれない(私はすごく好き)

な西野さんですが、この小説は、すごくよくできています。

 

文庫本で268ページと決して多い文量ではないこの小説ですが、

前半にちりばめられる伏線を、

後半怒涛の展開できれいに回収しきっていて

サスペンスとしてすごく面白いです。

 

今回この小説を簡単に紹介したいと思います。

 

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グッドコマーシャル

 

人質立てこもり事件

 

有名小説家・ニュージーランド西郷の

ゴーストライターとして採用され、

沢山の金が入るとギャンブルに走り

結局1000万の借金を背負う事になった芥川。

 

ニュージーランド西郷にも騙され、

ゴーストライターとしての印税も入らず、

借金を返すために人質立てこもり犯を企てる。

 

しかし、立てこもりに入った家には

まさに今自殺をしようとしている女がいて...。

 

神様登場!?

 

もう仕事にも光が見えない、自殺をしようとするが

苦しいのも嫌、痛いのも嫌という

AD見習い・黒川佐和子のもとに

拳銃を持った1人の男がやってくる。

 

「俺は人質立てこもり犯、お前がその人質」

「言うことを聞かないと」

「お前を殺す。バーン....一瞬だ。」

 

拳銃を突きつけるながらいう男。

一瞬で死ねる?本当に?

黒川にとって神ともいえるこの一言に、

 

「お願いします。」

 

これに立てこもり犯芥川はたじろいでしまう。

 

立てこもり犯と人質

 

ここから利害の一致しない犯人と人質の

やりとりが始まる。

 

犯人と人質という立場のの中

出身中学が同じという奇跡の展開で

意気投合する芥川と黒川。

 

学生時代の共通の体育教師「ブルマー小杉」

芥川の同級生で、鼻の下に500円台のホクロがある通称「ホクロマン」

共通の知人という必殺の武器で一気に距離を縮める2人。

 

そこに、立てこもり事件を解決すべくやってきた

交渉人の鼻の下にはなんと500円サイズのホクロが!

 

後半、怒涛の展開

 

ここから立てこもり犯・芥川

出身校の後輩で人質・通称クロサワ

生粋のウソつき交渉人・ホクロマン

の3人がすでにTV中継なども入り

大事件となってしまっているこの現場を

どう切り抜けようかと奮闘する展開です。

 

3人のテンポの良い掛け合いから

無駄な寄り道も沢山ありながら

一致団結して作戦を立てていきます。

 

それぞれの人間性、特技、思惑が交錯する中、

どのようなラストを迎えるのか。

 

感想・まとめ

 

サスペンス小説でありながら、

そこまで難しい言葉、専門用語も少なく

情景も想像しやすいため

読んでいてワクワクする作品です。

 

作者の西野さんは多方面で活躍するだけあって

想像しやすい文章構成や言葉選びが

すごいと思いました。

 

こんな人におすすめ

 

  • クスッと笑える本が読みたい方。
  • 西野さんが好き、西野さんの絵本を読んだ方。
  • サスペンスをたくさん読んでいる方。

 

ぜひ1度読んでみてください。

 

 

ちなみに舞台化もしています。

良ければこちらの記事もぜひご覧ください。

www.kontomosan.com

 

 

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

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